入浴のメリット
全身ポカポカ、
温め効果
40度のお風呂に15分入ることで、体温が約1.1℃上昇し、リラックス効果があると言われています。また、長時間&高い温度での入浴は、身体に負荷が掛かるため逆効果。ゆっくりと湯船に身を委ねて、自分だけの時間を味わいながらリラックスしましょう。
[参考文献]
Taichi Ishizawa, Yoko Ito, Kazuki Torii, Mitsuo Tsunakawa, Shingo Yano, Raising body temperature by 1.1 ℃ during bathing decreases stress, Japanese Journal of Health and Research, 2018
睡眠の質を高め、
効率的にぐっすり眠れる
深く眠れると、いつもより前向きに一日を過ごせる気がしますよね。毎日の寝る時間の1-2時間前に入浴すると、睡眠効率が格段にアップします。温度も40-42℃程がベストといわれています。翌日のパフォーマンスを、入浴から変えていきませんか?
[参考文献]
Shahab Haghayegh, Sepideh Khoshnevis, Michael H Smolensky, Kenneth R Diller, Richard J Castriotta, Before-bedtime passive body heating by warm shower or bath to improve sleep: A systematic review and meta-analysis, Sleep Medicine Reviews, 2008
湯気と芳香で、
心をリバランス
鼻や喉の粘膜は、乾燥すると免疫力の低下を招きやすいため、お風呂で深呼吸することで、乾燥を防ぐことができます。また、香りは嗅覚を通して脳へ直接届きます。湯船で身体をリラックスさせたら、精油のいい香りで心もリバランスして、贅沢タイムを味わいましょう。
[参考文献]
Yoshida Satoko, Saeki Yuka, Effects of Fragrances on Autonomic Nervous System. Journal of Japanese Society of Nursing Research, 2000
お湯の水圧で、
全身マッサージ
家から出づらい状況だと、エステにもいけませんよね。実は、自宅のお風呂でも簡単なマッサージができます。水の温かさと圧力は、筋肉の強張りを緩める作用があります。ゆっくりとお風呂に浸かって、気になる部分を軽くマッサージして、体をいたわってあげましょう。
[参考文献]
Eversden L, Maggs F, Nightingale P, Jobanputra P. A pragmatic randomised controlled trial of hydrotherapy and land exercises on overall well being and quality of life in rheumatoid arthritis. BMC Musculoskelet Disord. 2007
筋肉や関節を
緩めてリラックス
お風呂に入ると体は浮力の影響を受けます。湯船の中の重力は、お湯の浮力により陸上の1/9になります。体重も1/9になるので、体を支える筋肉や関節への負担が軽くなり、緊張が解けて疲れが取れやすくなります。関節や筋肉の負担を減らしてあげましょう。
[参考文献]
iscarini A, Cerulli G. Modeling of the knee joint load in rehabilitative knee extension exercises under water. J Biomech, 2006
温かいお風呂に浸かって、
眼球疲労を軽減
ある調査によると、入浴により筋肉への血流が増え、疲労物質が押し流されることで、疲労が回復すると報告されています。ホットタオルなどで、目の周囲を温めてしっかりと血流を送ることで、スマホやPCで疲れた目をケアしてあげることができます。
[参考文献]
Soomin Lee, Shogo Ishibashi, Yoshihiro Shimomura, Tetsuo Katsuura, Physiological functions of the effects of the different bathing method on recovery from local muscle fatigue, Journal of Physiological Anthropology, 2012